デンマークでバイキングのお宝が見つかる

デンマークでバイキングのお宝が見つかる 出来事

デンマークの南西部ジェリングという町の近くヴィンデレフで、これまでに発見された中で最大級の宝物が発見されました。

皿ほどの大きさの巨大なメダリオンを含む約1kgの金です。

この宝物は、アマチュア考古学者のOle Ginnerup Schytz氏が金属探知機を使用して発見しました。

いままでにない発見

いままでにない発見©vejlemuseerne

考古学者たちは、この宝物が1500年前頃の村のロングハウスに埋められていたことを明らかにしました。

この膨大な量の金が発見されたことで、この地が鉄器時代後期の権力の中心地であったことがわかりました。

ヴェイラムーザー社のリサーチディレクターであるMads Ravn氏は、「このような宝物を集めることができるのは、社会の絶対的なトップのメンバーだけです。ヴィンデレフという地名は移民時代と関連づけられますが、次の世紀にデンマーク王国が誕生するずっと前に、これまで知られていなかった武将や大物がここに住んでいたことを予測させるものは何もなかった。」と説明します。

発見された品物から察するに、10世紀にデンマークの発祥地となったジェリングからわずか8kmのヴィンデレフに、5世紀にはすでに富を築き、熟練した職人を集めることに成功した偉大な人物がいたようです。

今回の発見の目玉は、皿のように大きく、美しく装飾されたメダリオンと呼ばれるものです。他には、ローマ時代のコインをジュエリーにしたものもあります。これらは、これまでに同種のものでは見られなかった技術や組み合わせで発生しているため、専門家からは極めてユニークな品質と評されています。

その中には、当時の支配者を示すと思われるモチーフやルーン文字が刻まれているものもありますが、これまでに調査を行った研究者の中には、北欧神話を彷彿とさせるものもあるといいます。

これまでに重さ7キロの『ガレーフスの黄金の角』や重さ1キロの『fæstedsskatten』など発見されていますが、ヴェイユ美術館の研究責任者であるMads Ravn氏は、「歴代の発見の中でもトップ5に入る」と述べています。

 

出土品の一つは、三つ編みをした男性の頭といくつかのルーン文字が描かれたメダリオンです。頭の下には馬がいて、その前には鳥がいます。ルーン文字で、「houaʀ」(「高き者」)と書かれています。

三つ編みをした男性の頭といくつかのルーン文字が描かれたメダリオン

三つ編みをした男性の頭といくつかのルーン文字が描かれたメダリオン©vejlemuseerne

もっと古いローマ帝国のコインもあります。最も注目すべきは、ローマ皇帝コンスタンティヌス大帝(西暦285〜337年)の重厚な金貨です。コンスタンティヌスは紀元後313年にローマ人にキリスト教を公認していましたが、その数百年前にコンスタンティヌスの顔が描かれたコインが、北に2,000km離れたユトランドのロングハウスの下に眠っていたのです。

ローマ皇帝コンスタンティヌス大帝の金貨

ローマ皇帝コンスタンティヌス大帝の金貨©vejlemuseerne

2022年2月3日にヴァイレ美術館の大規模なバイキング展の一部として展示される予定です。

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