ワクチンがデルタ型変異体にも有効であることが明らかになる

ワクチンがデルタ型変異体にも有効であることが明らかになる 健康

COVID-19ワクチンは、デルタ型変異体による入院や救急外来の受診を防ぐのに有効であることが、米国内調査のデータから明らかになりました。
そのデータによると、モデルナ社のワクチンは、ファイザー社やジョンソン・エンド・ジョンソン社に比べて、デルタ型に対する効果が有意に高いことも示されています。

本研究の著者であるShaun Grannis氏(M.D.、M.S.、Regenstrief Institute副社長(データ・アナリティクス担当)およびインディアナ大学医学部教授)は、
「これらの実世界のデータは、新しいCOVID-19亜種が存在する場合でも、ワクチンがCOVID-19関連の入院や救急外来の受診を減らすのに非常に効果的であることを示しています。深刻な病気を減らし、医療システムの負担を軽減するために、対象となるすべての人に予防接種を強くお勧めします。」
と述べています。

米国疾病管理予防センター(CDC)のVISIONネットワークは、デルタ型変異体が優勢になった2021年6月、7月、8月に、9州の3万2,000件以上の医療受診を分析しました。
その結果、COVID-19を接種していない人は、変種以前の全体的な有効性と同様に、救急部の治療や入院を必要とする可能性が5~7倍高いことがわかりました。

また、Morbidity and Mortality Weekly Reportに掲載された本研究は、mRNAワクチン(モデルナ社およびファイザー社)の効果に顕著な差があることを示した、VISION Networkによる初めての分析です。

本研究の対象期間では 、

  • モデルナ社は、18歳以上の成人の入院を防ぐのに95%の効果がありました。
  • ファイザー社は、18歳以上の成人の入院予防に80%の効果がありました。
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、18歳以上の成人の入院予防に60%の効果がありました。

また、今回の研究では、これまでの研究では示されていなかった、75歳以上の人ではワクチンの効果が低いことがわかりました。
これは、ワクチン接種からの時間が長くなったことなど、さまざまな要因が考えられます。

救急外来や緊急医療機関への受診を防ぐことに関しては、分析結果によると、

  • モデルナ社は92%の効果がありました。
  • ファイザー社は77%の効果がありました。
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン社は65%の効果がありました。

科学者たちは、これらの結果は、さらなるモニタリングと評価が必要であると述べています。

Grannis博士は、
「効果の違いにもかかわらず、ワクチンは全く受けないよりもはるかに多くの保護を提供し続けています。画期的な症例が発生することはありますが、データによれば、症状はそれほど重くありません。COVIDによる入院や死亡の大部分は、依然としてワクチンを接種していない人が占めています。COVID-19ワクチンは、パンデミックに立ち向かうための強力なツールです。」
と述べています。

Published by Regenstrief Institute, the CDC’s Morbidity and Mortality Weekly Report(Interim Estimates of COVID-19 Vaccine Effectiveness Against COVID-19–Associated Emergency Department or Urgent Care Clinic Encounters and Hospitalizations Among Adults During SARS-CoV-2 B.1.617.2 (Delta) Variant Predominance — Nine States, June–August 2021

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