高脂肪、低炭水化物の食事がアルツハイマー病に効果がある可能性

高脂肪、低炭水化物の食事がアルツハイマー病に効果がある可能性 健康

2005年10月17日 — 予備的な研究によると、高脂肪で低炭水化物の食事は、アルツハイマー病の進行を遅らせる可能性があるそうです。

アルツハイマー病を発症するように飼育されたマウスに高脂肪・低炭水化物の食事を与えると、標準的な低脂肪・高炭水化物の食事を与えたマウスよりも、アルツハイマー病に関連する脳を塞ぐプラークが少なくなるという新しい研究結果が出ました。

マウスやヒトを対象とした他の研究では、飽和脂肪やコレステロールを多く含む食事がアルツハイマー病のリスクを高めることが示唆されています。しかし、これらの研究では、ケトン食と呼ばれる炭水化物を含まない高脂肪食の影響は検討されていなかったといいます。

今回の結果は、アルツハイマー病の治療における食事療法のアプローチとして、脳内のβアミロイド斑の形成に対するさまざまな食事要素の相互作用を調べる必要があることを示しているといいます。

食事がアルツハイマー病の進行を遅らせる可能性

今回の研究では、アルツハイマー病を発症するように飼育された雌のマウスを用いて、高脂肪・低炭水化物食の効果を分析しました。

ケトン食を43日間摂取したところ、脳内のベータアミロイド蛋白質レベルが、標準的な低脂肪・高炭水化物食を食べた同様のマウス群と比較して、25%減少したことがわかりました。また、ケトン食を与えたマウスは体重も減少しました。

しかし、こうした変化にもかかわらず、高脂肪・低炭水化物食を与えたマウスは、38日後には標準的な低脂肪・高炭水化物食を与えたマウスと比較して、行動に変化が見られませんでした。

ケトジェニックダイエットの効果

研究者らは、ケトン食がインスリンと関連ホルモンであるインスリン関連成長因子-1(IGF-1)に作用することが、今回の研究で見られた効果につながっているのではないかと述べています。

本研究を発表した学術誌「Nutrition and Metabolism」の編集者であるRichad Feinman氏は、ニュースリリースの中で、「インスリンは、脂肪の沈着を促進することから、しばしば貯蔵ホルモンと考えられていますが、インスリンはアミロイドベータの生成を促進する働きもあるようです。」と述べています。

Feinman氏は付随する論説の中で、「今回の結果が(アルツハイマー病の)治療にどのように役立つかを判断するのは時期尚早ですが、食生活全般への影響も重要です 。」と述べています。

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SOURCES: Van der Auwera, I. Nutrition and Metabolism, Oct. 16, 2005, online edition. News release, BioMed Central.
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