地中海食で勃起不全(ED)が改善する可能性がある

地中海食で勃起不全(ED)が改善する可能性がある 健康

今回、新たな研究により、勃起不全を抱える男性が、夕食のメニューを地中海食に変えることで、勃起力が向上する可能性があることが明らかになりました。

地中海食とは

地中海食とは、1960年当時、イタリアやギリシャなどで食べられていた伝統的な料理です。果物、野菜、全粒穀物、脂ののった魚、オリーブオイルなどを多く摂ることを中心とした食事法です。地中海食は、乳製品を適度に含めることができますが、一般的に赤身の肉を食べることを制限します。地中海食は、さまざまな健康上の利点、特に心臓の機能に関連しています。男性にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、女性には地中海式ダイエットという形でご存じの方が多いと思います。

欧州心臓病学会の研究者によると、高血圧症の男性が地中海食に切り替えると、血圧と生殖機能の両方が改善するという。

勃起不全になる原因は?

研究によると、高血圧の男性は、正常な血圧の男性と比較して、勃起不全(ED)になる可能性が2倍高いそうです。勃起不全は、小さい動脈が拡張して血流を増やす能力を失った障害であると考えられます。

また、中年期のテストステロン1男性ホルモンの代表であり、筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために重要な性ホルモン。濃度の低下も、性的能力の低下につながります。また高血圧症の男性は健康維持のため運動をすることが重要です。

上記のことを考慮して、研究者たちは、地中海食が血圧を下げ、心臓病を発症する可能性の高い人の心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らすのに役立つと考えています。

食事でEDを回復させる

この研究では、高血圧とEDを併せ持つ250人の男性を対象に、地中海食を食べさせ、運動能力、テストステロン値、血流、動脈硬化、勃起性能を調べました。参加者の平均年齢は56歳でした。

研究チームは、対象者に質問票を用意し、各男性がどれだけ地中海食を忠実に守っているかを0〜55の範囲で採点しました。また、トレッドミル検査2心臓に少し強めの負荷をかけることによって心臓の機能や運動耐応能を調べる。を行い、採決をしてテストステロンを測定しました。

また、血管の健康状態と、必要に応じて血流を増加させる能力を把握するために、心エコー検査、各人の動脈の硬さも調べました。脈波増大指数と中心血圧の値が高いほど、動脈が硬いことを意味します。これは、勃起不全のリスクを高める可能性があります。

最後に、SHIM(Sexual Health Inventory for Men)を用いて、各参加者の勃起不全度を評価しました。SHIMは、5つの質問で勃起力を0~25の範囲で評価します。3参照これは、5つの質問に答えることで、0~25の範囲で勃起力を評価するもので、数字が大きいほど勃起力が高いことを意味します。

その結果、地中海食のスコア4前述の地中海食を忠実に守っているかのスコアが29以上の男性は、血流が良く、テストステロンの値が高いことがわかりました。また、SHIMスコアの平均値が14以上で、動脈硬化が少ないなど、勃起力も良好でした。

運動も男性の健康に影響を与える

運動能力の高い男性は、冠動脈血流予備能5安静時に比較して最大冠拡張時に何倍増やすことができるかを示す指標。これが低いと冠動脈疾患のリスクが高い。とテストステロンの値が高いことがわかりました。また、体力のある男性は、地中海食を実践しており、そのスコアは25以上でした。その結果、これらの男性は、EDスコアが12以上で、動脈硬化レベルも低かった。

まとめ

地中海食は、血管の機能を高め、中年期に起こるテストステロンの低下を抑えることができ、運動能力や勃起力を向上させる可能性がある。

Source:StudyFinds, ESC

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