学術誌がFacebookのコロナの誤報対策を科学者に呼びかける

Facebookの誤報対策を科学者に呼びかける科学雑誌科学色々

米国の主要学術誌「Science」は1日、Facebook上で拡散している「コロナ」の誤った情報に対して、科学者が反撃するよう呼びかける珍しい社説を発表しました。

編集長のH. Holden Thorp氏は、「今回のパンデミックでは、マスクやワクチン接種、馬用の薬や水族館の洗浄剤を摂取することの危険性などについて、科学界が衝撃的なまでに無策であることが明らかになった。」と書いている。

また、元化学教授は、ソーシャルメディアが「反科学勢力」によって巧みに利用されているとし、忠実な支持者を持つ右翼の公人であるBen Shapiro氏やDan Bongino氏を例に挙げています。

Thorp氏は、科学的なプロセスは時間がかかり、繰り返し行われ、注意点があり、答えが必ずしも決定的ではないため、研究についてのコミュニケーションは本質的に困難であり、そのような内容は必ずしもバイラルな投稿に適しているわけではないと認めました。

しかし、問題は「科学に反対する人たちは、注意点を気にしない。」ことだと、彼は付け加えました。

今回のパンデミックでは、ブラウン大学公衆衛生大学院のAshish Jha学長やニューヨーク大学のCeline Gounder教授など、Twitterで多くのフォロワーを獲得した信頼できる科学者が数多く登場しましたが、Facebookでは同じことが言えません。

「人々はFacebookで知り合った人を信頼する傾向があるので、心を変えるにはFacebookが有効です。」とThorp氏は述べ、ボイコットではなくエンゲージメントを呼びかけました。

「この分野で戦うためには、科学界は、反科学界のShapiro氏やBongino氏に直接対抗できるような、現役の科学者や熟練した科学コミュニケーターなど、独自のスーパーヒーローを見つける必要があります。第二次世界大戦後、科学者たちは、自分たちが客観的な立場に立ち、科学的なことを述べていれば、他の人々もそれに従ってくれるだろうという考えに固執してきた。」と彼は言い、気候変動やコロナの研究に対する敵意が、この考えが甘かったことを証明したと結論づけた。

© AFP
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