クルミを食べれば長生きできるかも!?

クルミを食べれば長生きできるかも!? 健康

この度、ハーバード大学の研究チームは、クルミを食べることが、高齢者の寿命に良い影響を与える可能性があることを発見しました。クルミがあなたの長生きを助けてくれるかもしれません。

本研究成果は、米国の科学誌「Nutrients」に掲載されました。

クルミは栄養の宝庫

クルミを含むナッツ類は、不飽和脂肪酸、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む栄養価の高い食品です。ナッツ類を食べることは,心血管疾患、肥満、2型糖尿病のリスクの低下につながることが分かっています。 クルミについては他のナッツ類と比べると、植物性のオメガ3脂肪酸のα-リノレン酸を多く含んでいて、血中脂質1血液中に含まれる脂質や血管内皮機能2血管内皮には血管の拡張と収縮、血管平滑の増殖と抗増殖、凝固と抗凝固作用、炎症と抗炎症作用、酸化と抗酸化などの機能がありますを改善することで、さらなる動脈硬化の予防につながると考えられています。

クルミと長寿の関係を調べる研究

この研究では、Nurses’ Health Study(看護師健康調査)で収集された6万7,014人の高齢女性(平均年齢63.6歳)のデータとHealth Professionals Follow-up Study(医療従事者追跡調査)で収集した2万6,326人の高齢男性(平均年齢63.3歳)のデータを分析しました。この2つのグループのクルミの消費量と寿命の関連を調査をしました。

研究で分かったこと

その結果、クルミの消費量や食べる頻度が高い人ほど、食べない人と比べて、全死亡3すべての原因による死亡の合計。および心血管疾患での死亡のリスクが低いことがわかりました。1日のクルミ摂取量が0.5個増えるごとに、全死亡リスクが9.0%、心血管疾患での死亡リスクが14%低下しました。また、クルミの摂取量が極端に少ない人達と比べて、60歳時点での平均余命が約1年延びることもわかりました。
今回の結果は、ナッツ類の心血管疾患への効果を裏付ける過去の証拠と一致しています。

さらに、研究者らは、1食分28gとして、週に約140g以上のクルミを食べることで、最も寿命が延びる可能性があると報告しています。週に合計140g以上のクルミを食べると、すべての原因による死亡のリスクが14%低下することがわかりました。また、クルミをほとんど食べない人に比べて、心血管疾患による死亡リスクが25%低下し、平均寿命が1.3年延びることも分かりました。

また、週に2〜4回クルミを食べると、全死亡リスクが13%低下し、心血管疾患による死亡リスクが14%低下し、寿命が約1年延びるという効果もあります。

食生活があまり良くない人でも、1日半食分(約14g)のクルミを食べるだけで、全死亡リスクが12%、心臓病リスクが26%低下するそうです。

ただし、今回の結果はあくまでも観察研究の結果であり、クルミが寿命の延長に直接関係しているかどうかを明確に証明するものではありません。とはいえ、今回の研究結果は、クルミを食べることが寿命を延ばし、健康を促進するのに役立つことを強く示唆しています。また、調査の中で、クルミをよく食べると答えた人の多くは、食生活全体が健康的で、よく運動をし、マルチビタミンを摂取し、アルコールはたまにしか飲まないと答えています。

Source:SutdyFinds, DOI: 10.3390/nu13082699

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