研究によると、パンデミックでの孤独は、多くの人にとってポジティブな経験となった。

研究によると、パンデミックでの孤独は、多くの人にとってポジティブな経験となった。 健康

パンデミック(世界的大流行)の際に一人で過ごした時間は、すべての年齢層で幸福感にプラスの効果をもたらしたという研究結果が発表されました。

本日11月1日(月)にFrontiers in Psychology誌に掲載された2000人以上の10代と成人を対象とした研究によると、コロナの世界的な大流行の初期には、ほとんどの人が孤独から恩恵を受けていたことがわかりました。

また、すべての年齢層で、孤独がもたらすプラスの効果とマイナスの効果を経験していました。

しかし、研究者たちは、孤独についての記述には、否定的な効果よりも肯定的な効果が多く含まれていることを発見しました。

13〜16歳の青少年を含むすべての年齢層において、一人でいるときの幸福度は平均して7点満点中5点でした。

参加者の中には、気分や幸福感の悪化について語る人もいましたが、ほとんどの人は、孤独の経験を「気分がいい」「能力がある」「自律している」という言葉で表現しました。

回答者全体の43%が、孤独は能力を発揮する活動や経験(スキルアップや活動に時間を費やすなど)に関与していると述べています。

これはすべての年代で一貫していました。

一方、「自律性」は、特に大人にとって大きな特徴で、10代の参加者に比べて2倍の頻度で挙げられました。

働き盛りの大人が最もネガティブな経験をしており、幸福感の喪失(成人35.6% vs 若者29.4%、高齢者23.7%)やネガティブな気分(成人44% vs 若者27.8%、高齢者24.5%)を挙げた人が多かった。

疎外感(友人と交流しないことによる代償)の経験は、思春期では大人の2倍(7人に1人、14.8%)、高齢者では最も少ない(2.3%)という結果になりました。

本論文の主執筆者であるレディング大学心理学准教授のNetta Weinstein博士は、次のように述べています。

「今回の論文では、一人でいることを肯定的に表現する『孤独』の側面が、私たちの幸福に役立つものとして、すべての年齢層で認識されていることを示しています。これまでの常識では、青少年は全体的にパンデミックをネガティブな経験だと考えていましたが、今回の研究では、孤独の構成要素がポジティブになりうることがわかりました。英国でパンデミックが発生した最初の数ヶ月間、幸福感や気分の悪化について言及したのは、実際には社会人が最も多かったのですが、それらも、よりポジティブな孤独の体験ほどは言及されませんでした。」

「調査を実施した2020年の夏は、英国で初めての全国的なロックダウンが終了した時期と重なっていました。その間、多くの人が趣味や関心事を再開したり、散歩やサイクリングで自然に親しんだりしていたことがわかっています。私たちが『自己決定的動機』と表現している、自分のために一人で過ごす時間を選ぶという要素は、ポジティブなウェルビーイングの重要な側面であるようです。」

「働き盛りの大人が幸福感の喪失やネガティブな気分を経験するのは、実は、パンデミックによって私たちが穏やかな孤独を見つける能力が低下したことと関係があるのかもしれません。私たちが『新しい日常』に適応するにつれ、多くの社会人は、通勤中や仕事の休憩中など、いつものように一人になる時間が失われていることに気づきました。外向的な人であっても、このような小さな安らぎの窓は、私たちの心の健康にとって一人の時間が重要であることを示しています。また、ある種の孤独体験は、年齢とともに学習されたり、価値が高まったりして、孤独のマイナス要素の影響を軽減し、幸福感を高める効果があることも示唆されています。同様に、年齢やステージに基づいて孤独感を推測することは、私たちの微妙な生活体験の現実を見落としていることを示唆しています。」

今回の結果は、英国の参加者が孤独の経験について自由に質問に答えた一連の詳細なインタビューから得られたものです。

研究チームは、回答を記述して共通の経験を見つけ、孤独に関連するウェルビーイングの2つの側面、すなわち自己決定的動機(一人で過ごすことを選択すること)と穏やかな気分に関する定量的データを測定しました。

研究チームは、今回の調査結果は、2020年夏に発生したコロナパンデミックの一段階から得られたものであるとした上で、今回のような困難な状況下での孤独の経験だけでなく、日々の孤独の様子や感じ方が異なる一般的な状況下での孤独の経験についても調査を行うことを推奨しています。

Published by University of Reading. Netta Weinstein et al, What Time Alone Offers: Narratives of Solitude From Adolescence to Older Adulthood, Frontiers in Psychology (2021). DOI: 10.3389/fpsyg.2021.714518